「ただの水」が巨大市場になったワケ

水しぶきの上がるグラスの水

以前、クライアントさんとの
コンサルティング中に、
こんな質問をいただきました。

「亀川さん、マーケティング視点って、
どうやったら身につくんですか?」

これ、すごく良い質問ですよね。

あなたも一度は同じように
思ったことがあるかもしれません。

「マーケティング」と聞くと、
なんだか小難しい専門用語が並んでいたり、
複雑なフレームワークを使いこなさないといけなかったり……

そんなイメージを持っている人も多いんじゃないでしょうか。

結局センスの問題じゃないの?

でも、私はいつもこう答えるようにしています。
もっとシンプルに考えましょう、と。

目次

マーケティングとセールスの役割を定義する

問題に気づいていない状態から、マーケティングが問題を教育し、欲求が生まれ、セールスが問題を解決する流れの図

まず、あなたにやってほしいのは、
「マーケティング」と「セールス」の役割を、
自分の中で明確に定義すること
なんです。

私がどう定義しているかというと、

  • マーケティング = 問題の教育
  • セールス = 問題の解決

たったこれだけです。
ざっくり言うと、これだけ。

「え、それだけ?」
と思うかもしれませんが、
この視点を持つだけで、
世界の見え方がガラリと変わるはずです。

なぜ、私たちは「ただの水」にお金を払うのか?

蛇口から流れ出る水

一番わかりやすい有名な例が
「ミネラルウォーター」です。

今でこそ、コンビニや自動販売機で
水を買うのは当たり前ですよね。

でも、ほんの数十年前まで、
日本で「水を買う」なんていう感覚は、
ほとんどありませんでした。

なぜなら、蛇口をひねれば、
安全な水がタダで飲めるのが当たり前だったからです。

つまり、多くの人にとって
「水道水」は”問題”ではなかったわけです。

では、なぜ私たちは、
今や当たり前のように
お金を払って水を買うようになったのか?

ここにこそ、
「マーケティング=問題の教育」の本質があります。

メーカーやマーケターたちは、
こう”教育”を始めたわけです。

「水道水には、殺菌のための塩素が含まれていますよ」

「あなたの身体の約60%は水分でできています。
つまり、どんな水を体に取り入れるかが重要ですよ」

「有名女優やモデルさんは、
美容と健康のために
こんな水を選んでいますよ」

といった具合に、

「え、もしかして、
水道水を飲み続けるのって、
あまり良くないことなのかも…?」

「良い水を飲むことは、
未来の自分への投資になるのかも…?」

という、これまで人々が意識していなかった
”問題”を、根気強く
”教育”していったのです。

たしかに、水を選んで買ってる

そうして、私たちの中に

「どうせ飲むなら、安全で美味しい、
身体に良い水を選びたい」

という欲求が生まれた。

ここまでが、マーケティングの役割です。

そして、その欲求が生まれた人に対して、
セールスの出番がやってきます。

「このお水は、〇〇山の貴重な天然水で、
ミネラルが豊富なんです。

あなたの健康や美容の悩みを”解決”できますよ」

と、具体的な解決策(商品)を提示する。
これがセールスなわけです。

要は、マーケティングが問題意識を育て、
セールスがその問題を解決する
という連携プレーですね。

この流れがあるからこそ、
かつては誰もお金を払わなかった
「ただの水」が、

今や巨大な市場を持つ商品になった、
ということです。

あなたのビジネスに置き換えてみよう

水の入ったグラスを手に持つ

では、この視点をあなたのビジネスに
置き換えて考えてみてください。

  • あなたのお客さんは、
    どんな「問題」を抱えていますか?

  • そして、お客さん自身は
    その「問題」に気づいているでしょうか?

  • もし気づいていないのなら、
    どうやってその「問題」を
    教育してあげられますか?

  • そして、あなたの提供する商品やサービスは、
    その「問題」をどのように解決できるでしょうか?

この「問題の教育」という視点を持つことこそが、
マーケティング視点を身につけるための、
最も重要で、最も確実な第一歩だと私は思います。

お客さんの問題って何だろう

スーパーに並ぶ商品、電車の中吊り広告、テレビCM…
世の中は、マーケティングの事例で溢れています。

まずは、身の回りにある商品やサービスが

「どんな問題を教育し、
どんな解決策を提示しているのか?」

を分析してみてください。

いろいろな気づきがありますよ。

問題を教育する話を、メールで

お客さんがまだ気づいていない問題をどう伝えるか。その続きの材料を、不定期でお送りしています。

実際の案件で起きたこと、うまくいかなかったこと、AIを使って分かったこと。ブログには書きにくい、もう少し内側の話です。

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