『らーめん再遊記』とビジネスの話

テーブルに置かれたラーメンの丼

突然ですが、あなたはこんな風に思ったことはありませんか?

「周りには、すごい人ばかりだ……」

「自分と似たようなサービスをしているあの人は、あんなに活躍しているのに……」

ついつい、自分と他人を比べてしまって、自信をなくしたり。

自分のやっていることに意味があるんだろうか……

なんて、落ち込んでしまったり。

わかる、つい比べて落ち込む

恥ずかしながら、私も独立したての頃は、毎日そんなことばかり考えていました。

特に、自分と同じように「コンサルタント」や「コピーライター」を名乗る人たちの、キラキラしたSNSの投稿を見るたびに、ズーン……と心が重くなっていたのを覚えています。

「あの人はあんなに大きな実績があるのに」

「あの人は文章がうまいのに」

比べれば比べるほど、自分の「ない」部分ばかりが目について、足がすくんでしまうんですよね。

だから一時期、私は同業者と自分を比べるのを、意識的に避けるようになっていました。

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ビジネスの核心は「ラーメン漫画」にあった

ねぎをのせたラーメン

でも……ある発見をしたんです。

いや、正確に言うと、とあるラーメン漫画にビジネスの核心を教わったんです(笑)

それが『らーめん再遊記』という漫画。その中に、こんなシーンがあります。

ある若者が、ラーメンのYouTubeチャンネルを運営しているのですが、その日のテーマは「熊本ラーメンと博多ラーメンの比較」でした。

似ているからこそ「違い」が浮き彫りになる

並べて置かれたつけ麺の麺とつけ汁

それを見た主人公が、若者に尋ねます。

「で……なんで ああいうテーマに?」

すると、若者はこう答えるんです。

「たとえば熊本ラーメンなら、同じ九州豚骨系である博多ラーメンと比べることで、マー油やニンニクチップといった特徴が浮き上がってきます」

「でも、これが札幌味噌バターコーンラーメンあたりと比べたら、色々と違い過ぎて特徴が見えにくくなる」

「ちゃんと共通点を持ったラーメンを並べた上で、それぞれの違いについて考えることで、色んなラーメンの特徴をしっかり見抜き、伝えられるんじゃないかと思ったんです」

このセリフを読んだとき、私は思わず「なるほど!」と膝を打ちました。

遠すぎる存在との比較は「迷走」のもと

違い過ぎる相手と比べると特徴が見えにくく、似ている相手と比べると特徴が浮き上がることを比べた図

私たちは、つい「違い」を際立たせるために、まったく別のものと比較しようとしてしまいます。

例えば、あなたがコーチングの専門家だとして、自分の特徴を伝えたいとき。

つい、全然違う業界……例えば、有名な経営コンサルタントや、ベストセラー作家のような、遠い存在と自分を比べてしまいがちです。

つい、すごい人と比べちゃう

でも、それって、熊本ラーメンと味噌バターコーンラーメンを比べるようなもの。

違いすぎて、逆に「何がどう違うのか」が、ぼやけてしまうんです。

そうではなく、本当にあなたの「個性」や「本質」が際立つのは、あなたと“よく似た存在”と比べたときなんです。

同業者こそが、あなたの「強み」を教えてくれる

  • あなたと同じように、サービスを提供している人。
  • あなたと同じようなお客さんをターゲットにしている人。
  • あなたと同じような価格帯で売っている人。

そういう「共通点」を持った同業者と、あえて自分を並べてみる。

すると、

「あれ? この人は心理学ベースだけど、私は脳科学のアプローチが強いな」

「この人は単発セッションがメインだけど、私は長期的な関係構築を重視しているな」

なるほど、そういう見方があるのか

まるで、博多ラーメンと比べることで、熊本ラーメンの個性が浮き彫りになるように、あなただけの「違い」がクッキリと見えてくるんです。

漫画の中で、主人公は若者にこう言います。

「何事においても、似てれば似てるほど、近ければ近いほど違いは際立つし、そこにこそ個性や本質が宿るものだ」

まさに、これです。

「同業者との比較」は、自分を卑下したり、

落ち込んだりするためにするものではありません。

それは、あなたの中に眠っている「個性」「本質」「強み」……

つまり、あなただけの「コア」を見つけ出すための、

極めて戦略的な「分析作業」なんです。

成功の王道(同業者)をちゃんと直視し、

そこから「自分だけの違い」を見つけ出し、

自分だけの成功法則へ昇華させる。

これが、正しい手順です。

もし、あなたが今「自分の強みがわからない」「周りと比べてしまってツラい」と感じているなら、一度、感情を脇に置いて、あなたと“一番近い”同業者を、じっくりと観察してみてください。

落ち込む必要はありません。

これは、あなたとの「違い」を探すゲームなのですから。

自分だけの違いを見つける話を、メールで

同業者との比較を、落ち込む材料ではなく分析の材料にする。その続きの材料を、不定期でお送りしています。

実際の案件で起きたこと、うまくいかなかったこと、AIを使って分かったこと。ブログには書きにくい、もう少し内側の話です。

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