以前、インターネットで面白い記事を見かけました。
テーマは、
「母親の作る料理が、正直まずい……」
という、なかなかデリケートな悩みについてです。
寄せられた声を見てみると、
「昨晩のお味噌汁を、翌朝ぐらぐら煮詰めてから出す」
「カレーは市販のルーを使わず、独自の配合で謎の味になる」
「ホットケーキミックスですら、レシピ通りに作れない」
など、共感の声が殺到していました。

彩りや盛り付けは二の次で、
とにかく味が安定しない。
むしろ、なぜその調理法を選んだのか、
その味付けに至ったのかが理解できない……。
こうした料理を作る人は、親しみを込めて(?)
「メシマズ」と呼ばれることがあります。
そして、この記事では、
メシマズになってしまう人の特徴を
次のように分析していました。
- とにかく自己流(レシピやセオリー通りにやらない)
- 本人の味覚がおかしい(下手という自覚がない)
- 他の人に料理をさせない(謎のプライドがある)
特に一番多いのが、
「レシピ通りに作らない」というケース。
「こっちの方が多分おいしいだろう」と
独自の判断でアレンジを加えてしまい、
結果として、とんでもない一皿を
生み出してしまうわけです。
ここまで読んで、
あなたはどう思われたでしょうか?
「うちの親もそうだったな……」
と苦笑いされたかもしれませんね。
ですが、私はこの記事を読みながら、
まったく別のことを考えていました。
それは、
「この話、ビジネスと全く同じじゃないか」
ということです。
自己流は「事故」のもと

専門知識や素晴らしい経験を持っているにも関わらず、
なかなか集客や売上につながらない……。
そうした方の多くが、
実はこの「メシマズの思考法」に
陥ってしまっているのです。
ビジネスにおける「レシピ」とは何でしょうか?
それは、先人たちが膨大な時間と試行錯誤の末に
体系化してくれた、
「成功の原則」や「型(テンプレート)」のことです。
しかし、多くの人は、
この「レシピ」をきちんと読もうとしません。

基本を学ぶ前に、
「自分の場合はこうした方がいいはずだ」
と自己流のアレンジを加えてしまう。
結果として生まれるのは、
誰にも価値が伝わらない、
「謎のサービス」や「独りよがりの商品」です。
料理であれば、
家族が少し我慢すれば済むかもしれません。
ですが、ビジネスの世界では、
顧客は容赦なく、あなたから離れていきます。
貴重な時間とお金を投じた結果、
何も得られないという「事故」につながるのです。
私が、
「再現性のある仕組み」の構築が大切
とお伝えしているのは、
「仕組み」=「ビジネスのレシピ」だからです。
誰がやっても同じ結果を出せる、
普遍的な「型」。
これさえあれば、
無駄な努力や失敗を最小限に抑え、
最小の労力で安定した収益を上げることが可能になります。
あなたのビジネスに、レシピはありますか

武道や芸術の世界には、
「守破離(しゅはり)」という言葉があります。
まずは師の教えや型を「守る」ことを徹底する。
次に、その型を自分なりに「破り」、応用する。
そして最後に、型から「離れて」、独自の道を切り拓く。
これは、ビジネスにおいても全く同じです。
多くの人が失敗するのは、
最初の「守る」をすっ飛ばして、
いきなり「破る」「離れる」を
やろうとするからです。

それは、レシピも読まずに
美味しい料理を作ろうとするのと同じくらい、
無謀な挑戦と言えるでしょう。
もしあなたが今、
ご自身のビジネスの集客や売上に
伸び悩みを感じているとしたら、
一度、立ち止まって自問してみて
ほしいのです。
「自分は、ビジネスの“レシピ”を読んでいるだろうか?」
「自己流という名の“メシマズ”に陥ってはいないだろうか?」と。
まずは、基本に忠実になること。
成功の「型」を、愚直に実践すること。
遠回りに見えるかもしれませんが、
めんどくさくても、まずは型どおりにやること。
それが、あなたの持つ素晴らしい価値を
社会に届け、長期的に成功し続ける道になります。
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