AIブームの裏にある「焦り」と「罠」
私がビジネスの相談を受ける中で、
最近、本当によく聞かれる質問があります。
「亀川さん、AIってどう思いますか?」
「ChatGPT、使った方がいいんでしょうか…?」
あなたも、一度は
考えたことがあるかもしれませんね。
いやはや、本当にすごい時代になったものです。
文章を書かせたり、画像を生成させたり。
ちょっと前までSF映画の世界だったことが、
今や、スマホ一つで誰でもできてしまう。
便利な反面、
「この流れに乗り遅れたら、もう終わりだ…」
そんな風に、焦りを感じている人も
少なくないように思います。

新しいSNSが出てくれば、それに飛びつき、
新しいツールが流行れば、それを学び……
もちろん、その探求心や行動力は
素晴らしいものです。
ですが、もしあなたが、
「流行りのノウハウを学んでいるのに、
なぜか成果に繋がらない……」
そう感じているとしたら、
この話は、きっと何かのヒントになるはずです。
実はこれ、かつての私が
どっぷりとハマっていた罠でもあるので…(笑)
江戸時代の俳人が説く「不易流行」の教え

今から300年以上も昔、
日本を代表する俳人、
松尾芭蕉がこんな言葉を残しました。
『不易流行(ふえきりゅうこう)』
聞いたことはありますか?
「不易」とは、
いつの時代も変わることのない、
本質的なもの。
「流行」とは、
時代と共に変化し、
移ろいゆくもの。
彼は、この「不易」と「流行」は、
決して対立するものではなく、
その根っこは同じ場所から生じている、
と言ったんですね。
これ、現代のビジネスに置き換えてみると、
めちゃくちゃ示唆に富んでいると思いませんか?
多くの人が追いかけているAIツールや、
最新のSNSマーケティング手法は、
まさに「流行」の部分です。
これらは、時代の流れと共に、
どんどん形を変えていきます。
5年前の常識が、今ではもう通用しない。
そんなことはザラにありますよね。
一方で、「不易」とは何か?
それは、ビジネスにおける
「原理原則」です。
例えば、
- 人はどんな時に心を動かされ、
商品を買うのか?
(人間の心理) - どうすれば、お客さまとの間に
深い信頼を築けるのか?
(関係構築) - そもそも、ビジネスとは
「価値と価値の交換」である、
という大原則。
こうした本質的な部分は、
たとえ時代が江戸から令和に変わろうと、
AIがどれだけ進化しようと、
そう簡単には変わらないものなんです。
ビジネスの「幹」を太くする原理原則

私がコンサルティングの現場で見てきた中で、
短期的にしか成果が出ない人と、
長期的に成功し続ける人の違いは、
まさにここにあります。
成果が出ない人は、
常に「流行」ばかりを追いかけて、
土台がグラグラになっている。
まるで、幹の細い木に、
無理やりたくさんの果物を
実らせようとしているようなものです。
最初は良くても、
すぐに木そのものが弱って倒れてしまう。

逆に、成功し続ける人は、
まず「不易」という、
太い幹を育てます。
ビジネスの原理原則という、
揺るぎない土台をしっかりと作る。
その上で、
「流行」という新しい枝葉を
伸ばしていくんです。
「この新しいAIツールは、
お客さまとの信頼関係を深めるために、
どう使えるだろうか?」
「この新しいSNSは、
より多くの人に価値を届けるために、
どう活用できるだろうか?」
こんな風に、
常に「不易(本質)」を軸にしながら、
「流行(最新の手法)」を取り入れていく。
だから、彼らは時代の変化に
振り回されることがありません。
むしろ、変化を追い風にして、
さらに大きく成長していくことが
できるんです。
変化を恐れず、AIを「ひみつ道具」に変える

これは、私が信念として掲げている、
「自己流は事故のもと。
しかし、他人の成功法則を
鵜呑みにするな」
という言葉にも繋がります。
ビジネスの原理原則という
「不易」を知らずに、
自己流で突き進むのは、
コンパスも地図も持たずに、
嵐の海に漕ぎ出すようなもの。
これはあまりにも危険です。
だから、まずは「王道」の
成功法則を学ぶ必要がある。

ですが、その成功法則を
そのまま鵜呑みにしても、
目的地には辿り着けません。
なぜなら、時代も、あなた自身の状況も、
刻一刻と変化しているからです。
成功の法則(不易)をベースにしながらも、
AIのような新しい道具(流行)を使いこなし、
あなただけのルートに
最適化していく作業が不可欠になる。
これこそが、あなただけの
「成功法則」を創り出す手順だ、
と私は信じています。
AIの進化は、脅威ではありません。
それはつまり、
あなたが内に秘めている
素晴らしい専門知識や経験という価値を、
もっと多くの人に、
もっと効果的に届けるための、
強力な「ひみつ道具」になってくれるはずです。
だから、どうか焦らないでください。
まず、あなたが見つめるべきは、
最新のツールではなく、
あなた自身のビジネスの「幹」です。
あなたのビジネスにおける
「不易」とは、何でしょうか?
あなたが、時代が変わっても
顧客に提供し続けたい、
本質的な価値とは何でしょうか?
一度、静かな場所で、
ゆっくりと考えてみる時間を
作ってみるのも良いかもしれませんね。
そんな風に、自分だけの
ビジネスの「幹」を育て、
長期的に成功し続けるための
「システム」を構築していく。
ビジネスの幹を育てる話を、メールで
AIのような新しい道具は、原理原則という幹があってこそ活きます。その続きの材料を、不定期でお送りしています。
実際の案件で起きたこと、うまくいかなかったこと、AIを使って分かったこと。ブログには書きにくい、もう少し内側の話です。
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